急性期部門

急性期リハビリテーション 

急性期リハビリテーションについて

当院では、病気の発症後に必要性に応じ早期からリハビリテーションを行っていきます。急性期リハビリテーションは、早い段階でリハビリテーション始めることで筋力低下や、二次的な合併症を予防し、早期の自宅退院を目指すとともに、治療が次のステージに進んだ時にスムーズに回復に繋げる橋渡し役でもあります。

寝たきりの弊害

  • 疾患がある人では10日間の安静で17.7%の筋肉量が減少する。 PuthuchearyZA, et al. JAMA 2013; 310(15):1591-600.
  • 3週間寝たきりが続くと骨密度が7.3%低下する。長町顕弘他.中部日本整形外科災害外科学会雑誌2004; 47: 105-106.
  • 長期の寝たきりは、肺炎に罹患しやすく、治りにくい悪循環となる。佐々木信幸.JpnJ RehabilMed2022; 59(8): 817-824.

早期からのリハビリテーション効果

  • 急性期脳卒中に対し、積極的なリハビリテーションを発症後できるだけ早期から行うことがすすめられている。脳卒中治療ガイドライン2021(一般社団法人日本脳卒中学会脳卒中ガイドライン委員会)より抜粋
  • 誤嚥性肺炎に対して早期のリハビリテーションで死亡率が低下した。MomosakiR, et al. Arch Phys Med Rehabil. 2015 Feb;96(2):205-9.

当院の急性期リハビリテーション内容

病気の発症や手術前後で、点滴や心電図モニターが付いている状態でも早期からの離床を目指しています。そのために、医師の指示の下でリスク管理を徹底し、ベッドサイドからでもリハビリテーションを開始させて頂いております。

2022年度 疾患別リハビリテーション提供割合

他職種連携

外科カンファレンス
整形カンファレンス