禁煙外来

禁煙外来とは

タバコの害は肺癌だけのように思われがちですが、肺癌以外にも肺気腫や脳卒中、心筋梗塞など様々な疾患の大きな危険因子です。最近の研究で喫煙男性の40才時の平均余命は非喫煙男性よりも3.5年も短いことが報告されています。

喫煙は単なる習慣や嗜好ではありません。医学的にはニコチン依存症という病気と考えられています。禁煙外来ではこの病気に対して必要な治療を行います。

禁煙外来は

  1. 簡単な質問形式テストでニコチン依存症と診断され、
  2. (1日の喫煙本数)×(喫煙年数)が200以上、
  3. 禁煙を希望し文書で治療に同意した方、

を対象に保険適応となります。
これらに当てはまらない方は自費となりますが大半の成人の喫煙者は保険適応となっています。

治療は

ニコチンを含む貼り薬(ニコチンパッチ)、あるいは脳内のニコチン受容体に作用する内服薬(チャンピックス)を軸に呼気中一酸化炭素濃度の測定や生活習慣のカウンセリングなどを行い、基本的に初診から 2、4、8、12週間後の計5回の受診で終了します。

【ニコチンパッチ】
 ・毎日1枚皮膚に貼ります。
 ・一定期間をおきながら、サイズが大きいものから
  小さいものに切り替えて使用するのが
  標準的な使用方法です。